2014年05月11日
残雪の天狗岳 絶景トレッキングに行った
5月10日
2014年 山行NO10
残雪の天狗岳(北八ヶ岳)に職場の後輩KMと行ってきました。
天候に恵まれ、素晴らしい景色を楽しむことができました。


◼︎今回のコース
諏訪南ICー唐沢鉱泉(登山口)ー西尾根分岐ー第一展望台ー第二展望台ー西天狗岳ー東天狗岳ー天狗の奥庭ー黒百合ヒュッテーパノラマコース(道間違え)ー唐沢鉱泉

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2014年 山行NO10
残雪の天狗岳(北八ヶ岳)に職場の後輩KMと行ってきました。
天候に恵まれ、素晴らしい景色を楽しむことができました。


◼︎今回のコース
諏訪南ICー唐沢鉱泉(登山口)ー西尾根分岐ー第一展望台ー第二展望台ー西天狗岳ー東天狗岳ー天狗の奥庭ー黒百合ヒュッテーパノラマコース(道間違え)ー唐沢鉱泉

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KMは山歩きは殆どしたことがない素人ですが、まだ30代前半ということで体力もあり、なにより山に行きたいということだったのでいつか行こうということにしていました。
八ヶ岳に行きたいと言うのですが、私の経験では雪のある南八ヶ岳など とても無理なので、北八ヶ岳を候補にヤマレコでレポを細かく調べたところ、天狗岳ならアイゼンがあれば危険も少なく、コースタイムも適当だったので目的地にしました。
夜中に出発し、朝4時に唐沢鉱泉前の登山者用駐車場に到着。GWで相当混んでいたので早出したのですが 駐車場には1台も車がありませんでした。
◼︎三井の森から唐沢鉱泉の4キロ弱はダート。整備されており普通車OK。
(写真は帰路)

◼︎唐沢鉱泉前駐車場。
綺麗なバイオトイレがある。(冬季は閉鎖)


仮眠後準備をして6時50分に出発。
標高1880mです。
唐沢鉱泉に登山ポストがあります。
◼︎唐沢鉱泉

気温は1度。寒いです。
5月なので どのくらいかな、と思っていたのですが 夜は氷点下で まだまだ冬でした。(この日も夜は山で降雪があり登山道には3センチくらい新雪がありました)
アイゼン使用せず登った記事もありましたが、登山道にはいきなりかなりの残雪が…。それも部分的に凍結しています。 これは無理!と 即時アイゼン装着。私もKMも6本軽アイゼンです。
◼︎登山道 アイゼン無しは無理でしょう。

凍結も多々あり

私の軽アイゼンはモンベルのクイックフィット。実は初めての装着です。丹沢や奥多摩ではチェーンスパイクでした。
6本アイゼン、ガッチリ路面に食い込み 快調に歩くことができました。
(事前調査では前爪あるアイゼンを推奨する内容が多かったのですが、結果的には6本で問題なしでした。チェーンスパイクで登っている方も複数おりました)
まず西天狗に向かって進んだのですが、西尾根に出るまでは登り一辺倒で傾斜もかなりきついです。途中の分岐(私は気がつかなかった)を過ぎ、暫く登ると視界が開けて西尾根に出ます。それまではカラマツ中心の樹林帯です。
快調に飛ばしていたKMも尾根手前ではスピードダウン。どうやらお尻の筋力ぶそくで相当痛かった様子です。
尾根に出ると景色は一変。
南八ヶ岳が一望できるようになりました。期待をして歩くと程なくして 第一展望台に到着。おぉ〜!景色最高です。
◼︎第一展望台からの赤岳方面
傾斜も緩やかな西尾根。疲れも忘れる。

第二展望台を目指して先を進みます。
積雪のせいか、木々の枝が多少邪魔でした。またトレースが新雪で消えており若干分かりにくい感じでしたが尾根を歩けば問題なしでした。
◼︎西尾根

程なく第二展望台到着です。
第一より標高も上がり一段と景色良好。

この日は なぜだか登山者が少ない。
西尾根で登っている人は私達以外には同時刻帯では2組だけでした。こんなに天気も良いのに何ででしょう?
第二展望台を過ぎると直ぐに西天狗が迫ってきます。が・・一度下ってその後は岩山登りです。迫力があり圧倒されます。
◼︎第二からの西天狗
分かりづらいが降りてから岩山を登る

かなりの急登。ストックは締まった。
雪は無いのでアイゼンも外した。
風が強い!



そうして西天狗に到着しました。
天狗岳は西天狗2646m、東天狗2640mなので 西天狗が主峰です(三角点もこちらにある)ただ、東天狗は南八ヶ岳との縦走路なので西の方が登山者は少なめのようです。
◼︎西天狗岳 2646m
山頂も広く、絶対に来た方がいい。
右奥は南アルプス

それにしても南八ヶ岳の景色が素晴らしい。硫黄 横 赤 阿弥陀 パノラマです。

西天狗(東天狗)の山頂からは360度の視界が開けています。
南八ヶ岳から右方向に、南アルプス、中央アルプス、御嶽山、乗鞍岳、北アルプス、蓼科山、浅間山、金峰山 など私の分かる部分でも素晴らしい眺望がありました。 ホント よかったです。
西天狗から東天狗へは、スキー場の中上級斜度くらいの傾斜の雪道を降りていきます。(ヒップソリの跡がありました)
◼︎たっぷりの雪が残っている。
アイゼンは再度装着しました。

振り返るとこんな感じ。ゲレンデみたい

面倒なのでアイゼンを外さず東天狗登頂。何故か西と違い雪がない。こちらも同じく絶景です。
◼︎東天狗 2640m

こんな景色を見ながら昼食。
風が弱くなってよかったです。
硫黄岳の爆裂火口がすごい迫力でした

今回もサーモス山専用ボトルにお湯を入れて来たのですが、5時間経過してからも カップスープは熱々。KMにはコーヒーサービスをしました。山専ボトル優秀です。
東天狗からは天狗の奥庭を経由して下山することにしました。山頂の指導標ですが、約90度右にずれてしまっています。ご注意下さい。
天狗の奥庭までの暫くは雪が多く残っており、斜面をトラバースするような場所もあるのでアイゼンは必須だと思います。
特別に危険を感じる箇所はありません。

東天狗から天狗の奥庭までは、大きな岩、石がゴロゴロ続く地帯となっており、疲れます。道標の○・×印がはっきりと書いてあるので 選びながら歩いていきます。
◼︎岩凌地帯。
分かりにくいが東天狗からずっと岩の登山道が続いている。長い〜。

黒百合ヒュッテ手前に すり鉢池 があり、そこから見る天狗岳の勇姿は絶景です。
見る価値ありだと思います。
◼︎すり鉢池越しの天狗岳。
あそこを歩いてきたんだと実感できた。

すり鉢池から激急斜面の雪面を下ると黒百合ヒュッテです。
◼︎すごい傾斜。登るのは大変そう。

黒百合ヒュッテ。
テント場には幾つかの幕営者が。
ここで山バッジを買いました。

黒百合ヒュッテから唐沢鉱泉までは、約1時間半の樹林帯登山道ですが、何故か途中の分岐を気が付かずに渋の湯との分岐まで30分くらい歩いてしまいました。
戻るか、進むか しばし考え 進むことに。
◼︎黒百合ヒュッテからの登山道。
少し外れると踏み抜きます。

進んだ先は地図ではパノラマコースとなっているのですが、展望はゼロ。同じような樹林帯です。それもメインコースから外れている為か、極端に踏み跡が減りました。加えて、登山道を印す赤テープも僅かしかなく、非常に心細い。
残雪なので迷ったらヤバイと思いながら、数日前のわずかな踏み跡を辿り、都度都度山と高原地図GPSアプリで位置を確認しながら進んで行きました。
その間30分くらいですが、殆どが踏み抜きで、相当疲れました…。
安全を確認して歩きましたが、道迷いは本当に注意しなければならないと実感した出来事でした。
◼︎パノラマコース 唐沢鉱泉分岐指導標
この指導標を見つけた時は正直安堵。

そこから暫く歩き、唐沢鉱泉へ無事14時35分 帰還できました。いやぁ最後は疲れたな。
その後唐沢鉱泉日帰り入浴でお世話になり、帰路につきました。
◼︎趣のある唐沢鉱泉のお風呂。
誰もいなかったので撮影。
日帰り700円です。

KMとの2人登山は初めてでしたが、本格登山が素晴らしい天気と眺望に恵まれ、ラッキーでした。KMもすごく喜んでおりましたので、またそのうち行ければと思いますね。
天狗岳はコースの変化、眺望、手頃な距離など とても良かったので、残雪期登山としては また来たいと思っています。
◼︎今回の山行
・距離 7.5キロ(平面)
・時間 7時間45分
八ヶ岳に行きたいと言うのですが、私の経験では雪のある南八ヶ岳など とても無理なので、北八ヶ岳を候補にヤマレコでレポを細かく調べたところ、天狗岳ならアイゼンがあれば危険も少なく、コースタイムも適当だったので目的地にしました。
夜中に出発し、朝4時に唐沢鉱泉前の登山者用駐車場に到着。GWで相当混んでいたので早出したのですが 駐車場には1台も車がありませんでした。
◼︎三井の森から唐沢鉱泉の4キロ弱はダート。整備されており普通車OK。
(写真は帰路)

◼︎唐沢鉱泉前駐車場。
綺麗なバイオトイレがある。(冬季は閉鎖)


仮眠後準備をして6時50分に出発。
標高1880mです。
唐沢鉱泉に登山ポストがあります。
◼︎唐沢鉱泉

気温は1度。寒いです。
5月なので どのくらいかな、と思っていたのですが 夜は氷点下で まだまだ冬でした。(この日も夜は山で降雪があり登山道には3センチくらい新雪がありました)
アイゼン使用せず登った記事もありましたが、登山道にはいきなりかなりの残雪が…。それも部分的に凍結しています。 これは無理!と 即時アイゼン装着。私もKMも6本軽アイゼンです。
◼︎登山道 アイゼン無しは無理でしょう。

凍結も多々あり

私の軽アイゼンはモンベルのクイックフィット。実は初めての装着です。丹沢や奥多摩ではチェーンスパイクでした。
6本アイゼン、ガッチリ路面に食い込み 快調に歩くことができました。
(事前調査では前爪あるアイゼンを推奨する内容が多かったのですが、結果的には6本で問題なしでした。チェーンスパイクで登っている方も複数おりました)
まず西天狗に向かって進んだのですが、西尾根に出るまでは登り一辺倒で傾斜もかなりきついです。途中の分岐(私は気がつかなかった)を過ぎ、暫く登ると視界が開けて西尾根に出ます。それまではカラマツ中心の樹林帯です。
快調に飛ばしていたKMも尾根手前ではスピードダウン。どうやらお尻の筋力ぶそくで相当痛かった様子です。
尾根に出ると景色は一変。
南八ヶ岳が一望できるようになりました。期待をして歩くと程なくして 第一展望台に到着。おぉ〜!景色最高です。
◼︎第一展望台からの赤岳方面
傾斜も緩やかな西尾根。疲れも忘れる。

第二展望台を目指して先を進みます。
積雪のせいか、木々の枝が多少邪魔でした。またトレースが新雪で消えており若干分かりにくい感じでしたが尾根を歩けば問題なしでした。
◼︎西尾根

程なく第二展望台到着です。
第一より標高も上がり一段と景色良好。

この日は なぜだか登山者が少ない。
西尾根で登っている人は私達以外には同時刻帯では2組だけでした。こんなに天気も良いのに何ででしょう?
第二展望台を過ぎると直ぐに西天狗が迫ってきます。が・・一度下ってその後は岩山登りです。迫力があり圧倒されます。
◼︎第二からの西天狗
分かりづらいが降りてから岩山を登る

かなりの急登。ストックは締まった。
雪は無いのでアイゼンも外した。
風が強い!



そうして西天狗に到着しました。
天狗岳は西天狗2646m、東天狗2640mなので 西天狗が主峰です(三角点もこちらにある)ただ、東天狗は南八ヶ岳との縦走路なので西の方が登山者は少なめのようです。
◼︎西天狗岳 2646m
山頂も広く、絶対に来た方がいい。
右奥は南アルプス

それにしても南八ヶ岳の景色が素晴らしい。硫黄 横 赤 阿弥陀 パノラマです。

西天狗(東天狗)の山頂からは360度の視界が開けています。
南八ヶ岳から右方向に、南アルプス、中央アルプス、御嶽山、乗鞍岳、北アルプス、蓼科山、浅間山、金峰山 など私の分かる部分でも素晴らしい眺望がありました。 ホント よかったです。
西天狗から東天狗へは、スキー場の中上級斜度くらいの傾斜の雪道を降りていきます。(ヒップソリの跡がありました)
◼︎たっぷりの雪が残っている。
アイゼンは再度装着しました。

振り返るとこんな感じ。ゲレンデみたい

面倒なのでアイゼンを外さず東天狗登頂。何故か西と違い雪がない。こちらも同じく絶景です。
◼︎東天狗 2640m

こんな景色を見ながら昼食。
風が弱くなってよかったです。
硫黄岳の爆裂火口がすごい迫力でした

今回もサーモス山専用ボトルにお湯を入れて来たのですが、5時間経過してからも カップスープは熱々。KMにはコーヒーサービスをしました。山専ボトル優秀です。
東天狗からは天狗の奥庭を経由して下山することにしました。山頂の指導標ですが、約90度右にずれてしまっています。ご注意下さい。
天狗の奥庭までの暫くは雪が多く残っており、斜面をトラバースするような場所もあるのでアイゼンは必須だと思います。
特別に危険を感じる箇所はありません。

東天狗から天狗の奥庭までは、大きな岩、石がゴロゴロ続く地帯となっており、疲れます。道標の○・×印がはっきりと書いてあるので 選びながら歩いていきます。
◼︎岩凌地帯。
分かりにくいが東天狗からずっと岩の登山道が続いている。長い〜。

黒百合ヒュッテ手前に すり鉢池 があり、そこから見る天狗岳の勇姿は絶景です。
見る価値ありだと思います。
◼︎すり鉢池越しの天狗岳。
あそこを歩いてきたんだと実感できた。

すり鉢池から激急斜面の雪面を下ると黒百合ヒュッテです。
◼︎すごい傾斜。登るのは大変そう。

黒百合ヒュッテ。
テント場には幾つかの幕営者が。
ここで山バッジを買いました。

黒百合ヒュッテから唐沢鉱泉までは、約1時間半の樹林帯登山道ですが、何故か途中の分岐を気が付かずに渋の湯との分岐まで30分くらい歩いてしまいました。
戻るか、進むか しばし考え 進むことに。
◼︎黒百合ヒュッテからの登山道。
少し外れると踏み抜きます。

進んだ先は地図ではパノラマコースとなっているのですが、展望はゼロ。同じような樹林帯です。それもメインコースから外れている為か、極端に踏み跡が減りました。加えて、登山道を印す赤テープも僅かしかなく、非常に心細い。
残雪なので迷ったらヤバイと思いながら、数日前のわずかな踏み跡を辿り、都度都度山と高原地図GPSアプリで位置を確認しながら進んで行きました。
その間30分くらいですが、殆どが踏み抜きで、相当疲れました…。
安全を確認して歩きましたが、道迷いは本当に注意しなければならないと実感した出来事でした。
◼︎パノラマコース 唐沢鉱泉分岐指導標
この指導標を見つけた時は正直安堵。

そこから暫く歩き、唐沢鉱泉へ無事14時35分 帰還できました。いやぁ最後は疲れたな。
その後唐沢鉱泉日帰り入浴でお世話になり、帰路につきました。
◼︎趣のある唐沢鉱泉のお風呂。
誰もいなかったので撮影。
日帰り700円です。

KMとの2人登山は初めてでしたが、本格登山が素晴らしい天気と眺望に恵まれ、ラッキーでした。KMもすごく喜んでおりましたので、またそのうち行ければと思いますね。
天狗岳はコースの変化、眺望、手頃な距離など とても良かったので、残雪期登山としては また来たいと思っています。
◼︎今回の山行
・距離 7.5キロ(平面)
・時間 7時間45分
この記事へのコメント
こんばんはー。
天気も良く、最高の眺望ですね!
気持ちよさそー。
八ヶ岳、昨年秋に企画はしたものの、天気予報が悪くて中止・・・。
ことしこそ、歩いてやろう思っています。
かなりの頻度であるいてますねー (うらやましい)
天気も良く、最高の眺望ですね!
気持ちよさそー。
八ヶ岳、昨年秋に企画はしたものの、天気予報が悪くて中止・・・。
ことしこそ、歩いてやろう思っています。
かなりの頻度であるいてますねー (うらやましい)
Posted by moka
at 2014年05月12日 23:09

mokaさん こんにちは。
天狗岳は天気が良かったこともありますが、想像以上に楽しい山でした。景色が随所で変わるのがいいですね。
おすすめします(^-^)/
かなりの頻度…
いえいえたまたまです。
次が辛くなるので 近場で軽くでも月2回くらい行きたいなと思っています。
天狗岳は天気が良かったこともありますが、想像以上に楽しい山でした。景色が随所で変わるのがいいですね。
おすすめします(^-^)/
かなりの頻度…
いえいえたまたまです。
次が辛くなるので 近場で軽くでも月2回くらい行きたいなと思っています。
Posted by SANPO
at 2014年05月13日 07:14

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